◆ 2017年「カプリコーン」・60P
カプリコーンとは、黄道十二星座の山羊座の名称である。
古代、山羊座は、黄道十二宮の磨羯宮に位置した。
磨羯とは、インド神話に登場する怪魚マカラのことである。
山羊であり、怪魚であるカプリコーンの姿については、諸説ある。
その中の一説が、ギリシャ神話の牧羊神パーン(アイギパーン)が、魚に変身する途中の姿だとする説だ。
まどろむ牧羊神は、どんな夢を見ていたのだろう?
「ゆめ これ あり なし」 / 榎俊幸 夢想美術館 / ToshiyukiENOKI virtual museum
カプリコーンとは、黄道十二星座の山羊座の名称である。
古代、山羊座は、黄道十二宮の磨羯宮に位置した。
磨羯とは、インド神話に登場する怪魚マカラのことである。
山羊であり、怪魚であるカプリコーンの姿については、諸説ある。
その中の一説が、ギリシャ神話の牧羊神パーン(アイギパーン)が、魚に変身する途中の姿だとする説だ。
まどろむ牧羊神は、どんな夢を見ていたのだろう?
麒麟(Qílín)は、古代中国に伝わる霊獣である。
頭に一本の角がある、鹿のような、馬のような、龍のような獣だ。
似たような霊獣がヨーロッパにもいる、ユニコーンだ。
やはり、頭に一本の角があり、白い山羊のような馬のような獣だ。
不思議なことに、ユニコーンは乙女に思いを寄せているという。
ユニコーンが角に触れることを許すのは、処女だけなのだ。
白馬のようなユニコーンは、白馬の騎士の比喩のように感じる。
貴婦人を守るために、命を懸けて一騎打ちの決闘をする騎士だ。
麒麟は、為政者が善い政治をして、世の中が平和な時に姿を現す。
麒麟は殺生をしない。
虫や草花を踏まないために、足を地面に着けず、宙を飛ぶ。
麒麟の角は、先が丸く、柔らかな皮を被っている。
しかし、麒麟を攻撃して倒すことはできない。
麒麟の防衛力は、全ての生物の中で最強なのである。